「スマート農業実践研修会」を開催しました
2019年10月18日(金)、酒田市様主催の「スマート農業実践研修会」第9回を実施しました。
酒田市長政策参与で山形大学農学部教授の藤井弘志先生に加え、
特別ゲストとして、北海道岩見沢市から黒澤大輔氏(クロちゃん農場5代目)をお迎えしました。
黒澤さんは、山大農学部を卒業後就農し、2年後に道内のコンテストで優勝し、その後数々の賞を受賞されています。
はじめに藤井先生から「還元を知る」として、水田土壌の還元過程について説明がありました。
原因は土壌や稲にあること、還元ストレスでは有機酸や硫化水素が多いこと、還元のない圃場は酸素不足である写真などを示しました。
対策については排水性をよくすることなどいくつか説明がありました。
次いで黒澤さんの講演です。
黒澤さんのご実家は、1912年に森林を開墾して水田づくりを始められたとのこと。
特に土づくりにこだわって、農耕馬の馬糞堆肥で基本の土づくりを行い、その後食味向上のため魚系の有機質肥料を使用しているとのことです。
他にもケイ酸の効果や必要性について具体的な数字とその効果について説明がありました。また、こだわりの作業道具についてもいくつか披露していただきました。
研修終了後には、黒澤さんから提供された新米「ゆめぴりか」(前日11時に精米!)を皆さんでいただきました。おかわりをされる方もいてにぎやかな研修会となりました。
次回の10/25はいよいよ最終回。これまでの振り返りと、来年度に向けた課題や目標について、とことん語り合います。