11月4日 第3回「山形市農業塾」を開催しました
11/4:山形市農業塾を開催しました
第3回のテーマは「土づくり」です。
この日は藤井の「皆さんは健康診断を受けていますか」という問いかけから始まりました。
受けてますよとおっしゃる皆様に、「じゃあ、ほ場やイネの健康診断はしていますか?」と聞いたところ、皆様の頭に大きなハテナマークが浮かびました。
そこで、「水田や土壌は、痛いとか苦しいとか声を上げることができません。そこで、皆さんがイネの変化に気づいて早めに手当することによって気候変動を耐え抜く力がついたり、還元を抑制することができたりなど収量アップにつながるのではないでしょうか」と語りかけました。
次いで、「積年良土」という言葉を例に出し、良い土は長い年月を経て作られること、毎年毎年の積み重ねが良い土を作り良い作物を生み出すことができることなどをお話ししました。
そこで皆様には、自分だけのマニュアルを作る“攻めの農業”とあわせ、稲からのサインを見逃さない“五感”を鍛えていただきたいとお伝えしました。
次回はいよいよ最終回。受講生様のほ場から採取してもらった土壌の分析結果を踏まえ、「現状把握と次年度の対策」についてお伝えします。