7月16日（木）ＪＡ秋田しんせい様にて、第3回目の研修を行いました。

今回の研修テーマは「センシングによる画像評価の基礎～センシング時の調査ポイント～」です。

小雨の降る中、まずはモデル圃場に移動し、今年の生育状況など情報交換をさせていただきました。

その後、「センシング時の調査ポイント」について実習研修を行いました。
そこでは、あくまでもセンシング画像は平面的な見える化であり、タテ方向（草丈や下葉の枯れ上がり）のデータを加えて評価を行うことが大切だということ、また普段の生育調査とは少し違った視点から葉に着目して、葉身と茎の太さと比較する調査法などを提案しました。

後半の座学研修ではセンシングによる画像評価の基礎についてお伝えしました。
画像データの読み取り方法に加え、センシングの目的と設定、圃場の生育ステージを把握すること、撮影時期は適切なのか判断することなど、センシングにおいて重要な点を説明しました。

また、画像データの活用法について、「生産者の方にセンシング結果を活用して頂くには、画像データを葉色や茎数といった分かりやすい値に変換すると伝わりやすい。また、葉色の基準となる圃場を設定して、センシングの際に比較できるようにしてはどうか。」とアドバイスをしていました。

次回は7/28です。「画像データ解析と利用法」についてお伝えします。