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実績

研修会

JA秋田しんせい様:研修会を行いました

11/27(水)由利本荘市のJA秋田しんせい様本所において、生産者様と営農指導員様向け研修会を行いました。

午前にふたつの農業法人様にお集まりいただき、「水稲栽培への先進技術の活用方法」と題し研修会を行いました。

初めに、稲作の現状は透水性低下や根活力低下などにより、負のスパイラルに陥っていること、減葉や枯れ上がりなど稲に関する変化や、高温やゲリラ豪雨などの気象に関する変化が著しいこと、昨今の稲作はマニュアルどおりにはいかないことなど説明を行いました。

また、今年の作柄として、福井市、酒田市、由利本荘市の出穂後30日間の平均気温を比較しその違いについて解説を行いました。

そして、機器を導入する際はメリットとデメリットをしっかり把握し購入することが望ましいこと、土づくりや基本技術を用いることが結局は近道であることをお伝えしました。 最後に、「皆さんの技術力にスマート農業を組み合わせれば、由利本荘市の稲作はすばらしいものになると思います。ぜひ頑張ってください」とエールを送りました。

午後からは営農指導員様向けの研修会です。

「先進技術の稲作指導への活用」「土壌還元対策について」の二本立てで行いました。

はじめに、スマート農業を導入するには、目的を明確にし、収益性を考えてほしいこと、昨今「モノ」ばかりが突出している印象であるが、大事なのは、収量・食味向上などの「コト」であるとともに「ヒト」の技術力であること、センシング画像はレントゲン写真にすぎないこと、そのデータを農家さんにきちんと理解していただけるよう伝えることが重要であることを説明しました。

引き続き「還元」については、原因として排水性、未熟有機物、過剰代かきなどがあげられること、還元のあるところとないところの土の断面写真を何枚か比較し、土づくりをしていたところとやっていないところでは根の状況が違っていたこと、還元対策については耕起法の変更やケイ酸資材やスラグを散布すること、稲わらの腐熟を促進させることが有効であることなどの説明を行いました。その後質疑応答を行い、現場ならではの貴重なご意見を伺うことができました。

※ファーム・フロンティアの講演は、主催者様としっかりと打ち合わせをおこない、内容を組み立ててまいります。まずは聞き取りをさせていただきプログラムの提案をいたします。
御社オリジナルの講演を一緒につくっていきましょう。