株式会社メニコン 様 ✕ ファーム・フロンティア

アグリ革命施用の有無による水稲生育・収量等に及ぼす影響

概要

近年、水田土壌の還元の進行により、水稲の初期生育（根の伸長、茎数）が抑制され、結果的に収量や品質が低下する事例が増加しています。さらに、登熟期間の高温による高温障害の発生の助長要因にもなっています。そこで、水田土壌の還元の進行を緩やかにするための方策の一つである稲わら腐熟（アグリ革命）の効果について実証研究を行いました。

アプローチ

【様々な角度からの施用効果検証】
この実証研究では、アグリ革命施用の有無による水稲生育・収量等に及ぼす影響を検討しました。
① 水稲の初期生育による評価、② 生育調査（草丈、茎数、葉色）、土壌の酸化還元電位による評価、③ 水稲の収量、品質による評価、④ センシングによる評価。この４つの視点からアグリ革命の効果を検証しました。

実証研究での効果

【根の生育、根の活力、茎数確保への効果に注目】
水田ほ場へのアグリ革命施用により、稲わらのC/N比の低下、水田土壌の酸化還元電位の値が高く推移し、水稲の初期生育の良化(根の伸長、茎数、乾物重)となり、収量・品質向上に効果が見られました。

成果物

当社では、「アグリ革命」を施用することで還元を抑制し、イネの生育や地球環境に良い効果が期待できる事をまとめたリーフレットを製作しました。

リーフレットはこちらからご覧いただけます。