7月14日 フェイガー様主催オンラインセミナーにて講演を行いました
「高温・乾燥に打ち勝つ戦略 ~儲かる米づくりへ、チャンスは今~」として、株式会社フェイガー様のご登録農家様向けのオンラインセミナーを行いました。
はじめに、2021年から2024年までの東北地域と北陸地域の8月の平均気温の推移グラフを示し、平均気温が上昇していること、高温障害のリスクが上がっていることなどをお話ししました。
あわせて乾燥リスクも常態化していることから、これからは高温に加え乾燥に強いイネづくりへと、ご自分の稲作づくりをシフトチェンジして欲しい旨お伝えしました。
そのためには「シンク能の適正化」として、イネの早期活着や適正な穂数や籾数を確保すること、「還元リスクの軽減」として、サブソイラなどを活用した排水対策に加え、ケイ酸質資材や稲わら腐熟促進材を用いた土づくり、作溝や適切な中干しや水管理などが必須であることをお知らせしました。
視聴者様の感想として「中干しの時期と効果が分かった」「飽水管理の有用性について知ることができた」「土づくりの大切さがわかった」「経験と勘が通用しなくなった現在において、数値化した説明が参考になった」などが寄せられました。
また、営農に関する質問をたくさんいただきました。私どもは熱心な農家様をこれからも応援してまいります。