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実績

講演会

8月7日 鐵鋼スラグを利用した土づくり勉強会in兵庫にて講演を行いました

これは兵庫南農業協同組合様が主催し、鐵鋼スラグを原料とした肥料の水稲に対する「食味・収量・整粒」の向上についてその効果を可視化し再認識することを目的としたものです。

対象者は生産者やJAグループ、加古川農業改良普及センター、鐵鋼スラグ協会、肥料メーカーなどです。当日は100名を超える方にお集まりいただきました。

演題を「鐵鋼スラグ(ケイ酸質資材)を使用した土づくり」とし、今後は常態化するリスクや変化要因に応じた大胆なモデルチェンジが必要であるとお話ししました。次いで、2023年から2025年までの兵庫県全域の8月の最高気温、最低気温、最低湿度、平均風速、日照時間のグラフを示し、高温が常態化していることをお伝えしました。平均気温の上昇は苗質低下や還元リスク、施肥ロス、栄養生長期間の短縮などを助長することから、高温だけではなく乾燥に強い稲づくりへモデルチェンジを行うことが重要であると説明しました。

そこで具体的事例として、ケイ酸質資材施用により籾殻をコーティングして水分ロスを減らし胴割れを抑制できること、還元抑制により根の吸水能向上が期待できることなどを挙げました。あわせて効果的土づくり手法として、稲わら分解促進材(アグリ革命)のピンポイント施用や圃場ごとのカルテ作成によるコスト低減や作業効率化システムについても紹介しました。

終了後は、土づくりや稲刈り後の作業、水管理などについて質問をいただき、参加者様の意識の高さが伺えました。