9月5日 JICAアフリカ地域稲作収穫処理研修にて講義を行いました。
山形大学農学部にて、8/18からアフリカ地域11か国から農業研究者様や関係者様11名をお迎えし、2025年度JICA課題別研修「アフリカ地域稲作収穫後処理」が開催されています。
皆様は9月26日まで庄内地方において稲作の収穫処理や栽培技術を学びます。稲刈りや籾摺り、品質検査などの実習に加え、乾燥貯蔵施設や農業機械工場の見学など多岐にわたります。研修最終日には、課題改善と技術普及を目的としたプランの発表会が行われるとのことです。
弊社は「米の食味試験」を担当しました。はじめに、それぞれの国で抱えている稲作の問題についておひとりずつ伺った後、食味評価法の説明や、食味を左右する要因についてお話ししました。また不良気象が食味に与える影響として、低温・日照不足や登熟期間の高温が食味低下を助長することをお伝えしました。
次に「実食」として食味試験を行いました。試験皿の中央に基準米、その周囲4か所にサンプル米を盛ります。評価項目は視覚、臭覚、味覚、総合判定です。基準米と比べて良好か不良かで判断していきます。皆様は、米をじっくりと眺めたり匂いをかいだりと真剣に取り組んでいました。