Dr.藤井の「学び舎」

イネのおはなし

予告なし!Dr.藤井に突撃し、稲作に関するキーワードが書かれたカードを無作為に選んでもらい、即興で答えていただく動画です。
あなたの知りたい情報、気になっていた事柄について一助となれば幸いです。
※動画へのご質問、お問合せは受け付けておりませんのでご了承願います。

緊急特別講演「今年の高温障害を語る」第二弾:根のおはなし

近年地球温暖化の影響で高温年が多くなっています。今年は近年まれにみる高温年となり、稲作へ大きな影響を与えました。今回の学び舎では、今年の高温障害の解説と、次年度へ向けた対策についてお話していきます。

なお、今回は研修室で撮影しているため、音の響きや外からの音が入り、聞き取りにくい所がありますが、是非、ライブ感をお楽しみください。

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今回のチェックポイント

☆高温に負けないイネづくりのために

作溝、中干し、適切な水管理、登熟根確保は必須!

【登熟根とは】

うわ根と直下根のことです。水田土壌の表層に伸長する「うわ根(ヨコ張り)」と、下層に伸長する「直下根(タテ張り)」があります。出穂して籾が稔る登熟期に、水田土壌中の水や養分の吸収を行う根です。

【適期中干しのススメ】

「中干し」とは、直下根の伸長を促進させる重要な作業です。適期中干しを実施できるよう、初期生育の確保が重要です。

【間断潅水とは】

「うわ根」の伸長を促進させる作業です。不適切な中干しで大ヒビが入ると伸長中の「うわ根」を切断してしまい、根による吸水能が低下します。

関連書籍のご紹介

過去の動画はこちらから☆(YouTubeサイトにジャンプします)
◎【今一番声を大にして言いたい事編】
◎【土づくり編】
◎【気象編】
◎【中干しと作溝編】
◎【ケイ酸編】
◎【還元編】
◎【農業とSDGs編】
◎【農業と行動経済学編】

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