11月25日 京丹後市にて講演を行いました
丹後米改良協会様が主催する土づくり推進大会にて講演をしてまいりました。
演題は「情報を利用した高温障害に打ち勝つための戦略 ~品質・収量向上とコスト低減のために~」です。
はじめに「気象のリスク」として、間人(京都府)の2001年から2025年までの平均気温のデータをお示ししました。そこで、ここ5年間で平均気温が上昇していることを挙げ、高温が水稲へ与える影響として、苗質低下や還元リスク、施肥ロス、出穂期の早期化などがあることをお知らせしました。次いで「常態化するリスクに負けない戦略」として、苗質の向上や浅植、適正な栽植密度に加え、還元リスク軽減対策についていくつかお伝えしました。あわせて「診断法」として、見るべき場所と時期についてお知らせしました。さらに、気象変動時こそ暦日ではなく、葉齢による評価が重要であるとして、4つの診断ポイントについて解説を行いました。
参加者様からの感想として「栽培管理方法を見直す時期だと感じた」「作業時期と育苗について考えさせられた」「食味向上についてもっと知りたい」などが寄せられました。