11月28日 九州製鉄所スラグ販売代理店研修会にて講演をしました

日本製鉄九州製鉄所及び日鉄スラグ製品九州事業所様主催の九州製鉄所スラグ販売代理店研修会にて講演をしてまいりました。

演題は「情報を活用した水稲の高温障害に打ち勝つための戦略～鐵鋼スラグ(ケイ酸質資材)が切り札～」です。

はじめに、高温や日照不足、フェーンなどの現状の課題に対するケイ酸質資材(製鋼スラグ)の施用効果についてお話ししました。あわせてケイ酸質資材(製鋼スラグ)には、ケイ酸や鉄、マンガン、石灰、リン酸、苦土などの成分を含んでいるため、光合成能・受光態勢や根の酸化力の向上、蒸散促進、根腐れ防止、メタンの発生抑制や異常還元の抑制などの効果が期待できることをお話しするとともに施用効果のグラフを示し解説を行いました。

次いで、土づくりを必須技術とした生産技術体系の構築が重要であること、製鋼スラグを導入し、安定した持続的な生産に結びつけることへの理解と、土づくりへの積極的な行動変容のための人づくりとシステムづくりが必須であることをお話し、今後も製鋼スラグの普及にご尽力いただくよう、エールを送りました。