本日の講義は「品質調査と解析」です。

産米の外観品質調査を行う目的やコメの品質評価、玄米の検査規格、玄米の性状などについて説明を行いました。また、完全粒、未熟粒、基部未熟粒、青未熟粒、被害粒、腹切粒、着色粒、斑点粒などその特徴を写真とともに示しました。

次の実習では、持参したイネを目視調査し、穀粒判別器で品質分析を行いました。さらに、調査結果の解説」では、品質に及ぼす気象要因として高温や低温、日照不足を挙げました。これらは白未熟粒や胴割粒、青未熟を引き起こすため、発生を軽減する対策についていくつかお話ししました。

生徒さんからの感想として、「未熟粒の見分け方や考え方が分かった」「自分の米をデータで見ることができてよかった」「コストとバランスを考えてケイ酸を施用したい」などがありました。

次回は11/16です。「情報を利用した多筆管理」と「土壌分析」について講義と実習を行います。