5月28日 みどりGXラボ 2025年度第2回(通算第9回)セミナー「シリーズ暑さに克つ① 今から備える水稲の高温対策」にて基調講演を行いました
「みどりGXラボ」は、日本農業新聞様が環境に優しい「持続可能な食と農」の実現に向け設立されました。農業者やJA、自治体、研究機関、学校、企業などが連携し、課題解決の手法を探っていくもので、会員数は2025年5月27日現在で、1,074名(個人・団体)とのことです。
演題を「高温・乾燥に打ち勝つ戦略 ~儲かる土づくりへ、チャンスは今~」として、現在の稲作の課題を挙げ、気象や生産体制、土壌問題など、要因が多様化していることから、変化要因に応じたモデルチェンジが必要であることをお話ししました。
そこで具体的事例として、ケイ酸質資材を施用した圃場をドローンによる撮影画像をお見せし、施用区と無施用区の違いについてお示ししました。
講演終了後の質疑応答では、ケイ酸施用効果や不稔籾の原因や発生プロセス、二毛作やマイコス米、バイオスティミュラントやJクレジットなど多岐に渡りましたが、事例等を挙げ、丁寧にお伝えしました。そして、稲作の原点である苗づくりや土づくり、水管理などをより一層大事にしていただきたい旨お話し、現場の皆様にエールを送りました。