6月25日~6月27日 ジェイカムアグリ株式会社様「稲作の基礎」研修を行いました②
令和7年度第2回目となる今回は、生育期間中の管理として生育初期から生育中期まで学んでいきます。
はじめにこれからの時代を乗り切るには「モデルチェンジ」が必要であるとして、品種耐性や気象条件別戦略、スタートダッシュや持久力などの技術評価、還元リスクや透水性などの土壌条件の改善などを意識していくことが重要であるとお伝えしました。
あわせて作溝と中干しの目的や役割について図や写真と共に示し、中干しを行うとイネがすっきりした姿となり光が届くようになること、酸素が行き渡り根の成育が良くなることなどをお知らせしました。
また生育調査では、各自のポット苗で草丈や茎数、葉数、葉色などの測定を行った後、実際に圃場に出向き、調査を行いました。
受講生様からは、「圃場作業のカルテを作成して業務に活かしたいと思った」「中干しや作溝の役割や効果などを知ることができ、重要だと感じた」「安易にスマート農業機械を購入するのではなく、生産者様の圃場に本当に必要かどうかをしっかり見極めることが必要と思った」「田んぼに初めて入ったが歩きにくかった。これで作業をしている農家さんは大変だと思った」などの感想をいただきました。
次回は7月下旬です。ポットや圃場での生育調査や出穂調査、葉身長調査、籾殻調査、スマート農業連動土づくり圃場視察、グループワークなどを行います。