6月19日 会津産米品質向上セミナーにて講演を行いました
このたび、あいづの厳選米生産推進協議会様からのご依頼により、会津産米品質向上セミナーにおける講演及び生産者様圃場視察を行いました。
演題を「暑さに負けない美味しいお米の作り方」として、食味ランキング特A水準を確保する条件や、玄米タンパク質含有率の制御及び整粒歩合の向上について説明を行いました。
また、1971年から2024年までの会津若松市の日平均気温の月平均値の推移グラフを示し、平均気温が上昇していることを挙げ、このことにより苗質低下や還元リスク、施肥ロス、出穂期の早期化、高温障害など水稲へ影響があることをお話ししました。
そこで、農業を取り巻く条件や環境が大きく変化する昨今、収益性を向上させるためにはモデルチェンジが必要であるとして、スマート農業情報を利用した土づくり重視型多筆管理や品種ごとの対策、水管理など、いくつかの戦略をお伝えしました。
講演後の質疑応答では「ケイ酸散布の時期は春と秋のどちらが良いのか」「中干しの判断はどのようにしたらよいか」「丈夫な苗づくりのポイントを教えて欲しい」など次々とご質問をいただきました。
圃場視察ではお二人の生産者様からお話を伺い、土づくりや高温対策、水管理や資材についてアドバイスを行いました。