6月9日「酒田市スマート農業実践研修会」を開催しました
新型コロナウィルス感染症の影響で延期となっていた酒田市研修がようやく開催されることとなりました。
これは酒田市様が市内在住の農業者向けに募集を行ったもので、今年度で2回目となります。全10回で、スマート農業から気象、土づくり、還元などについて研修を行います。総勢17名の参加者となりました。
研修開始に先立ち、菅原農政課長から丸山市長のメッセージが読み上げられました。
酒田市では、先人から受け継いだ「土づくり、人づくり、稲づくり」を大切に最新技術を駆使しながらデータに基づく農業を展開中であること、この研修で、皆さんには「酒田型スマート農業」の地域リーダーとして頑張ってほしいというメッセージでした。
第1回の研修のテーマは「ICT農業と農業の原点」です。弊社会長の藤井が講師を務めました。
初めに、スマート農業を知るためには、まず農業の原点を知ってほしい、と語りかけました。「センシングはほ場の健康診断」という位置づけではありますが、得られたデータはレントゲン写真にしか過ぎないこと、その写真をもとに「次の一手」をどう打つかがポイントであることを説明しました。
また、スマート農業は魔法のツールではないこと、ツールに使われてしまうのではなく、使いこなす技術が必要であることを力説しました。受講生様たちはうなずきながら、盛んにメモをとっていました。
最後には、皆さんの技術力で酒田の農業を盛り上げていきましょう!と熱いエールを送っていました。
※次回開催は6/30(火)です。スマート農業研修センター近くの圃場をお借りし、ドローンのデモ飛行を行います。その際はドローンの離着陸の準備作業などもお見せします。