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実績

もっけ田農学校

7月13日 酒田もっけ田農学校 講義を行いました

この日の講義は「幼穂形成期の留意事項、穂肥、高温対策、病害虫」です。

ここ最近、高温が続いていることから、「高温障害でイネに起こっていること」について気象データ資料を基に解説を行いました。また、登熟初中期に高温障害に遭遇すると乳白粒が生じたり、登熟後期に高温障害の状態を迎えると、背白粒、基部未熟粒になってしまうこと、さらに、胴割粒が発生が多くなることなどをお話ししました。対策としては、作期の移動やかけ流し灌漑により、水温・地温の低下が期待できる旨お伝えしました。あわせて、高温条件下においてケイ酸が水稲の収量形成や品質向上に効果がある旨説明を行いました。ケイ酸が多いと光合成速度が低下するというデータを示し、解説を行いました。

最後に、名人が行っている栽培管理や水管理のコツについてお伝えしました。受講生様からは「4,5節間の伸長をおさえる方法を知りたい」「暑さがイネに与える影響が大きいのがわかった」「この時期の適切な水管理の時間帯は?」などの質問がありました。

次回は7/20で、現地視察を行います。圃場では受講生様の表情もイキイキとされてるような気がします。