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WORKS

実績

研修会

7月27日~28日 ジェイカムアグリ株式会社様【稲作の基礎研修】を行いました③

初めに実習として、各自のポット苗で稈長、穂長、穂数、葉数の生育調査を行いました。「稈長」とは地上から穂首節までを指し、「穂長」は首節から穂先までであること、草丈は葉を伸ばした状態で測定することなどをお伝えしました。

次いで、「出穂」とはイネの茎から穂が抽出することで、葉鞘のすき間から籾が一つでも出てきたことを確認できる状態であること、水田での最終的な穂数に対して約10%出穂した日を「出穂始期」、約40~50%出穂した日を「出穂期」、約90%出穂した日を「穂ぞろい期」ということ、畦畔からイネを面的に広くながめて(達観して)判断することなどお話ししました。

また「根活力調査実習」では出液調査を行いました。土壌表面から10cm程度を目安に、カッターで茎葉部を切り取り、クズを切断面から落とすため2、3回軽くたたき、重さを測っておいた綿を取り出し切断面に乗せラップをかぶせ輪ゴムで止め、1時間後にラップで包んだ綿を取り外します。増加分が1株1時間当たりの出液量で出液速度であることを説明しました。受講生様は初めての作業ですが、手際良くこなしていました。

そのほか、水管理や倒伏防止、施肥について積極的に質問があり、活発な意見交換が行われました。

次回はいよいよ最終回。9/28~9/29に開催します。土壌還元対策や収穫後の土壌管理、水田フル活用戦略、土壌断面調査や食味官能試験など行います。