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実績

研修会

7月8日 酒田市技術研修②を開催しました

2回目となる今回は「栄養生長期(有効茎数、中干し開始時期)の評価と今後の対応」についてお伝えしました。

はじめに1971年から2024年までの酒田市の日平均気温の月平均値のグラフを示し、2021年以降は6月と7月の気温上昇していること、特に2023年以降は8月の気温上昇が顕著であることをお知らせしました。そして、平均気温の上昇はイネの生育ステージにも影響を及ぼすとして、栄養生長期間の短縮や最高分げつ期や出穂期の前進などを挙げ、気候変動に応じた柔軟な対策をしていくことが重要であるとお話ししました。

さらにはえぬきを例として、平均気温と最小湿度、一等米比率との関係のグラフを示し、出穂後20日間に27℃以上で出穂後25日間の最小湿度の平均値が55%以下の場合は、一等米比率が45%以下になると推定されることをお伝えしました。あわせて気象変動時こそ、暦日ではなく、葉齢による評価が重要であること、適切な中干を行うことなどをお知らせしました。

次回は8月19日です。「持久力(葉身長、葉位別葉色、根の活力)の評価と今後の対応」についてお伝えしていきます。