11月18日 酒田市技術研修④を開催しました
この日のテーマは「常態化するリスクに負けない稲作へのモデルチェンジ~データ活用(科学的評価)に基づく対策の策定~」です。
はじめに8月の平均気温予測として、酒田市アメダスの気象データを用い説明を行いました。そこで令和7年の8月の平均気温は27.1度でしたが2030年には27.6度に上昇することが予想されることから、高温リスクへの対応が必須であることをお話ししました。次いで、今後は高温に加え乾燥リスクについても留意する必要があることをお話しし、平成3年からの気象グラフで解説を行いました。
さらに常態化するリスクに負けない戦略として、初期生育の確保や鉄を含有するケイ酸質資材の施用、稲わら腐熟促進材施用、排水対策などを挙げました。
また、高温に負けている稲や米粒からのサインとして、千粒重や登熟歩合の低下、出穂後20日頃の葉色低下や出穂期の葉色が淡いこと、玄米タンパク質含有率低下や倒伏、乳白、基部未熟、胴割粒などを挙げ、該当する項目がある場合は、ケイ酸質資材や堆肥などを施用することをお薦めしました。
次回は12月9日に開催します。テーマは「カルテ評価による課題抽出と対策の策定」です。