8月20日 酒田東高等学校1年次「SSH探求科研修」にて講義を行いました
この研修の目的は世界や日本、地位の課題に関する「探究活動」を行い、文理融合型の探求プロセスのスキルの獲得など、SDGsの観点を取り入れながら生涯にわたる学びの基本姿勢を身につけることです。1年探求科2クラスの80名の生徒さんが集まりました。
タイトルを「農業が拓く未来のカタチ。スマート農業は救いの手になるか?」とし、現在の日本農業の課題として農業従事者の減少や高齢化、大規模化、耕作放棄地の拡大、地球温暖化による気象災害の増加などを挙げました。
次いでロボットトラクターや水管理ステム、ドローンセンシングについてその用途や目的についてお知らせしました。あわせてこれらはあくまで道具であること、一番重要なことは道具を利用する農家が、便利で使いやすいと感じているか、費用対効果が見合うと考えているかなど、農家目線が大事であることから、スマート農業の主役は「ひと」でなくてはならない、とお伝えしました。
最後に「皆さんがいま一生懸命勉強していることは将来必ず役に立ちます。知識がなければ創造はできません。考えるということをやめないでください。常になぜなんだろうという疑問を持って、自分の目や耳で確かめてください。それらは必ずあなたの武器となります。新たな農業の未来を作り出すのは皆さんです。頑張ってください。」とエールを送りました。