8月29日 もっけ田農学校 事前学習を行いました
令和7年10月から酒田もっけ田農学校の第3期が始まります。このたび12名の方をお迎えすることとなり、事前学習を行いました。
はじめに日本農業の現状として、高齢化による農業従事者の減少や耕作放棄地の拡大、気象災害の増加などを挙げ、このまま進んでいくと生産性の低下や食料不足に見舞われてしまいます。そこで次世代型農業として、生産性向上や効率化・省力化、農業技術力の確保、食料の安定供給が必須であることを述べました。また昨今、高温の影響で生育ステージも変化していることから、これまで通りの営農ではなく、作業体系などを今一度見直すなど、大胆なモデルチェンジが必須であることをお話ししました。それには「行動変容」が必要であるとして「自分の水田は大丈夫」「今年はたまたま天気に恵まれなかっただけ」というマインドを打破すること、収量低下などを具体的な数字で把握すること、冷静に現実を把握することが大事であるとお伝えしました。
次いで「米づくりの1年」として、生育ステージごとの作業や目的、効果などについて写真やグラフで説明を行うとともに、稲作の作業について解説を行いました。
最後に講師から「これから皆さんと学んでいけることを嬉しく思います。私が知っていることは皆さんにお伝えするし、皆さんから教えていただきたいこともたくさんあります。一緒に庄内の農業を盛り上げていきましょう」と語りかけました。
第3期酒田もっけ田農学校の開講式は10月22日に行われます。