9月29日 JA全農長野様にて講演を行いました
長野県農協生産資材事業推進協議会様主催の肥料農薬専門部会 技術部会研修会にて講演をしてまいりました。演題は「暑さに強い稲を育てるための土づくり勉強会」です。
はじめに1971年から2025年8月までの長野市の日平均気温の月平均値の推移グラフを示し、長野市においても平均気温が上昇していることを挙げ、高温条件下では苗質低下や施肥ロス、出穂期の早期化など招いてしまうことをお知らせしました。あわせて長野県の北信、中信、東信、南信地域での令和3年から令和6年の8月の平均気温を示し、今後は県全体も含め、地域ごとの戦略を考えていくことが必須であるとお話ししました。
また還元リスクを軽減する戦略として、収穫後の透水性改善や秋浅耕、ケイ酸ライトや根活アップ1号・2号の施用、アグリ革命など稲わら腐熟促進材や石灰窒素、微生物資材の施用をお薦めしました。
参加者様は時折メモを取りながら熱心に聞いていただき、講演終了後にはいくつか質問もいただくなど、優良事例を農家様にお伝えしたいという思いがひしひしと伝わってきました。