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3月28日 本楯稲作研究会SANZYUにて勉強会を行いました

はじめに令和5年度の総括として、これまで行ってきた省力・低コスト増収技術や高温・乾燥対策、還元リスク軽減などの戦略についてお話ししました。

次いで酒田市における令和5年の高温について、日本で最も高温で経過した新潟県と比較しても最小湿度が低く乾燥を示す飽差・蒸散強制力が高いことから、乾燥条件が厳しく、出穂後30日の気象条件は日本で最も過酷であったとお伝えしました。そこで庄内と山形県内他地域の温度や日照時間、品種別一等米比率などを示し、高温・乾燥に負けない戦略として、シンク能の適正化やアグリ革命施用による還元リスク軽減、ケイ酸質資材施用、持続的窒素供給などを挙げました。さらに、登熟根確保や作溝・中干し・適正な水管理が重要であることを説明しました。

また例として“農力アップ”にはケイ酸、鉄、マンガン、石灰、リン酸、苦土などが含まれていること、光合成能・受光態勢や根酸化力の向上、蒸散促進、根腐れ防止、メタン発生抑制、生ワラの分解促進、根の生育促進などの効果が期待できることをお知らせしました。あわせて根活力(出液速度)によるスラグ施用効果についてもお伝えしました。

参加者様からの質問も相次ぎ、時間のたつのも忘れ、積極的な意見交換が行われたのでした。