3月6日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました㉑㉒
今回の講義は「稲作⑥」と「スマート農業の基礎」です。
はじめの「稲作⑥」では、積算気温から見た収穫時期について、はえぬきを例とし山形県の稲作指針では出穂後の積算平均気温の目安は950℃~1200℃に設定されていること、収穫が遅れるとコメの品質が低下することなど説明しました。また、青籾歩合から見た収穫時期や収穫期の圃場の写真などをお示ししました。また、稲わら腐熟促進の方法として、石灰窒素や酵素資材、秋浅耕、ケイ酸質資材などを挙げ、それぞれの特徴と使用量について解説を行いました。
次いで「スマート農業の基礎」では、スマート農業の定義は「先端技術」×「農業技術」であること、スマート農業は魔法の道具ではないこと、機械を利用したり、データを活用するのは生産者様であることから、「スマート農業の主役は“ひと”」であることを強調しました。
受講生様の感想として「施肥量計算方法や積算気温など、営農に役立てていこうと思った」「生育調査を行って出穂期や稲全体を観察していきたい」「ドローンを購入すれば収量が上がるわけではないことがわかった」などが寄せられました。
次回は3/27です。「復習③」と「病害虫の基礎②」についてお伝えします。